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CCTV技術用語解説
レンズ

ALC ( automatic light control )
自動光量調整

オートアイリスレンズ(ビデオアイリス/ DC アイリス)( auto-iris lens )
CCTV カメラ用のオートアイリスレンズには、2種類あります。ビデオアイリスはレンズ内に電子制御回路を内蔵し、調整部 はレンズ側に DC アイリスはカメラに電子制御回路を内蔵し、調整部はカメラ側にあります。

画角( angle of view )
撮像された画面の範囲を角度で表したもので、写真機では画面の対角線に対する角度ですが、テレビは、横と縦方向に対 する角度で表示します。

焦点距離( focal length )
無限遠距離からの平行な光が焦点を結ぶ位置とレンズ中心の距離で、焦点距離の小さいレンズは広角レンズ、大きいレン ズは望遠レンズといい、 f= 〜mmで表示します。

焦点深度/被写界深度( depth od focus/depth of field )
カメラと被写体の距離が前後してもピントが合う範囲をいいます。レンズは絞るほど深度は深くなります。

バリフォーカルレンズ( variable focal lens )
ズームレンズのように倍率を変えることができるレンズですが、ズームレンズと異なり、ズーム比を変更するたびにフォーカ スの再調整が必要です。

非球面レンズ( aspherical lens )
通常のレンズは球面で、収差を取り除くことが困難ですが、レンズを非球面に磨くことで収差を除いた明 る い レンズをいいます。

ピンホールレンズ( pin hole lens )
数 mm の小さい穴から撮像できるレンズで、隠し撮りに使用されます。

フランジバック( flange-focal distance )
レンズをカメラに取付けたとき、 CCD 撮像面に被写体のピントが合うためには、フランジバックの長さが規格値に設定される 必要があります。 CCTV カメラ用レンズには C マウント及び CS マウントの 2 種類があり下表に示すように規格値が異なります。

  C マウント CS マウント
フランジバック 17.526mm 12.5mm

フレア( flare )
レンズ内部や鏡筒内で光が反射したり、散乱したりして画像をぼかす現象をいいます。



レンズの明るさ( F 値 :F number )
レンズは絞りによりカメラに取り込む光量を調整します。絞り値は F で表記し、数値が小さければ明るく、大きければ暗く、通常絞り値シリーズを下図に示します。隣は明るさが2倍異なります。

レンズの型式( 2/3 型、 1/2 型、 1/3 型、 1/4 型)
CCD 撮像素子の撮像面の大きさに種類 ( 例えば 2/3 型、 1/2 型、 1/3 型、 1/4 型 ) があるため、レンズにも同様な型式がありま す。

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CCTV技術用語解説
CCTVカメラ

アイリスモード( iris mode )
カメラの入射光量を制御するモードで、オートアイリスレンズのビデオアイリス及び DC アイリスの 2 種及び電子シャッター ( ESC )モードのどの機能を持つか記載します。

アパーチュア補正 / 輪郭補正( aperture/contour compensation )
映像の輪郭を強調して見かけ上の鮮鋭度を向上させる手法で、強調し過ぎると、映像の輪郭に白縁が現れ不自然な映像 となります。

アンダースキャン / オーバースキャン( under/over scanning )
モニター画面は通常、ラスターの走査面積をモニターの蛍光面より上下左右ともそれぞれ5%程度大きく表示しています。 これをオーバースキャンといい、走査面積を蛍光面より小さく表示することをアンダースキャンといい、技術的な測定に使用 されます。

AGC ( automatic gain control )
自動利得制御でシーンの明るさの変化に対応して、カメラ映像出力信号レベ ルを自動的に調整する回路で、 ON/OFF できるカメラと常時 ON のカメラがあります。

S/N あるいは SN 比( signal to noise ration )
映像信号レベルと信号に含まれるノイズの比をデシベルで表示した数値です。信号がノイズの 100 倍であれば S/N=20log100/1 = 40dB と表記します。

S- ビデオ信号( Y/C 分離方式)
映像の画質向上を目的に、 S-VHS で周知の輝度信号 (Y) と色信号 (C) を分離した方式です。
「 Y : 1Vp- p 、 75 Ω、 C : 0.286Vp- p 、 75 Ω」

OSD ( on screen display )
各種設定画面をモニターに表示し、カーソル等で設 定する方式です。

解像度

テレビの解像度は水平と垂直の 2 つあり、水平解像度はレンズと異なり、画面高さの同じ長さの中に白黒を 2 本と数えて、何 本分解して見えるか規定します。レンズの解像度は 1mm 幅内に白黒を 1 本と数えて何本分離して見えるか規定します。一 例を示せば、レンズは「 100 本 /mm 」、テレビは「 480TV 本」と表示します。テレビの解像度はレンズと混同しないように TV を 付します。実際にはテレビカメラでテストチャートを撮像して測定します。垂直解像度は走査線数で決まります。 525 本ありま すが、有効な走査線は約 490 本で、さらにケルファクターという係数 0.7 を掛けて 343 本とします。NTSC方式であれば垂直 解像度は記載する必要はないのですが記載した場合は 340 本と記載する例が多いようです。

画素数( number of pixels )
CCD 撮像素子の画素数で、 総画素数と有効画素数があり、 国内は有効画素数を、海外は 総画素数表示です。例えば、総画素数 41 万 [811(H) × 508(V)] =有効画素数 38 万 [768(H) × 494(V)] と表示します。

カメラ ID ( camera identification )
複数のカメラ映像を処理するシステムで、各カメラの認識を容易にするために映像画面に英数字例えば 16 桁挿入できる機 能です。

ガンマ補正( gamma correction )
シーンの明るさに対応してモニターに表示されるコントラストで、人の眼に自然観を与え るようにカメラ内で調整しています。通常γ= 0.45 です。

逆光補正( BLC : back light compensation )
逆光の中に被写体がある場合、明るいシーンを犠牲にして被写体を明瞭に 映すように自動調整する機能です。 BLC 機能は ON/OFF できます。

最低被写体照度( minimum illuminance )
カメラが撮像できる最小の被写体照度で、モニターに映像が表示されるぎりぎりの限界の明るさです。ルクス (lux) で表示します。

CCD 撮像素子( carge coupled device ・電荷結合素子)

CCD 撮像素子には撮像面の大きさにより、通常 2/3 型、 1/2 型、 1/3 型、 1/4 型があり、 CCD の画素電荷読み取り方式に、イン ターライン転送( IT : Interline Transfer )、フレーム転送( FT : Frame Transfer )及びフレームインターライン転送( FIT : Frame Interline Transfer )の 3 種類があります。



終端( Termination )
ビデオ機器、例えば複数のモニターを直列に接続した場合、中間のモニターの終端抵抗 (75 Ω ) を OFF 、最終のモニターは ON にします。

水平解像度( horizontal resoulution )
画面の水平中心で、テレビカメラ用の解像度テストチャートで測定した水平方向の解像度数値です。光学解像度と間違え ないように TV 本と記します。

スミア/ブルーミング( smear/blooming )
CCD 撮像素子に著しく強い光像が生じたとき、画面縦方向に白線像を生じる現象がスミア、光像の周辺に白い輪郭を生じ る現象をブルーミングといいます。

スルーアウト( through-out )
「ループスルー」を参照。

スローシャッター / 電子感度アップ( slow shutter/electronic sensitizing )
電子シャッターの一部で、シャッター速度を 1/60 秒より長くして、光像を蓄積することで、感度を向上させる方式です。

赤外線( Infrared rays )
眼に見えない約 770nm(0.770 μ m) 以上の光を赤外線といい、 3 μ m 位までを近赤外線とも呼ばれます。

電子シャッター( ESC:electronic shutter control )
電子的に CCD 撮像素子のシャッター速度を可変できる機能です。通常 1/60 秒〜 1/100,000 秒の範囲可変ができます。

電子ズーム( electronic zoom )
デジタル的に画面内の同一画素の数を 2 , 4 , 8 … 倍に増加させて、見かけ上で画像を拡大する手法で、光学的ズームと異 なり細部の認識には役に立ちません。

同期方式( synchronizing system )
CCTV カメラの同期方式は、内部同期、外部同期及び電源同期の 3 種類あります。

同軸多重伝送方式
「ワンケーブルカメラ」参照。

VS(Video/Sync.)
白黒複合映像信号(白黒コンポジット映像信号):「1.0Vp-p、75Ω」

プライバシーマスキング(privacy masking)
モニターに表示されるカメラ映像の中で、表示されては困る部分の映像画面をウィンドーで囲み、ブランクにして見えなくする機能です。

プリセット(preset)
外国ではプリショット(preshot)といいますが、ズームレンズと旋回台をシステム化したプリセット機能を装備したCCTVカメラで、ズーム・フォーカス・パン/チルトの位置をあらかじめ手動で確認してメモリーして置くことをいいます。

フリーズ(freeze)
映像(動画)の1画面を静止させる手法です。ビデオあるいはデジタル録画装置(DVR)では再生映像の1コマを静止画として表示することをいいます。

フリッカー(flicker)
モニター映像画面の明暗のちらつきをいいます。代表例は、関東地区の蛍光灯環境でフリッカーレスにしないでCCTVカメラを使用した場合、生じます。

フリッカーレス(flickerless)
国内関東地区で、CCTVカメラの電子シャッターを1/100秒に設定しフリッカーを削減するモードです。

フルフレーム(full frame)
通常のカメラの分割しない1画面映像をいいます。

フレームレート(frame rate)
毎秒表示される映像のコマ数で、通常のカメラ映像のフレームレートは30F/秒です。

ベースバンド(base band)
変調や圧縮されないCCTVカメラからの映像信号をいいます。

ホワイトバランス(white balance)
白色を白に表示する機能で、ATW(auto-tracking white balance)は全ての照明環境、AWC(automatic white balance control)は一定の照明環境で自動調整及びMAN(manual control)は手動調整します。

ミラー効果(mirror effect)
モニターに表示される映像画面の左右のみ反転する機能です。

モアレ(moire)
規則正しい等間隔線状の被写体を撮像したとき、現れる線状の擬似像です。

モーション検出(motion detection)
画面内に位置及び大きさ可変のウインドーを設定し、その中の輝度成分が変化した場合、自動的に検出信号を出力する機能です。

ラスター(raster)
映像のないテレビモニターの走査画面をいいます。

ルクス(照度: lux )
光によって照らされる面の明るさを照度といい、ルクス (lux) で表記します。通常の生活環境の照度の目安を表に示します。



ループスルー( loop through )
ビデオ機器のカメラ映像入力を分配器なしで、さらの他のビデオ機器に分配する機能です。

ワイドダイナミックレンジ WDR:wide dynamic range )
逆光補正と異なり同一画面内の明るいシーンと暗いシーンをどちらも犠牲にしないで表示できる機能です。

ワンケーブルカメラ( one cable camera )
カメラとカメラコントローラーから構成し、両方を 1 本の同軸ケーブルで接続するシステムの俗称です。同軸ケーブルにはカ メラからの映像信号、コントローラーからの同期信号とカメラ電源を重畳する方式で、音声も重畳するモデルもあります。 VP 方式ともいいます。

環境対策

CCTV カメラを屋外、海岸、塵埃あるいは爆発物環境で使用する場合は温度、防塵、防水あるいは防爆対策を必要とします。 これらの対策を必要とする場合は、メーカーとご相談ください。最も多く利用される防水関連の「 JIS C 0920 JIS 保護等級」 の例を下記します。

保護等級
種類
意味
0
-
無保護のもの
1
防滴 1 形 鉛直から落ちてくる水滴によって有害な影響のないもの
2
防滴 2 形 鉛直から 15 度の範囲で落ちてくる水滴によって有害な影響のないもの
3
防雨形 鉛直から 60 度の範囲の降雨によって有害な影響のないもの
4
防まつ形 いかなる方向からの水の 飛まつを 受けても有害な影響のないもの
5
防噴流形 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響のないもの
6
耐水形 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らないもの
7
防浸形 定められた条件で水中に没しても内部に水が入らないもの
8
水中形 指定圧力の水中に常時没しても使用できるもの-防湿形相対湿度90%以上の湿気の中で使用できるもの

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CCTV技術用語解説
デジタル録画/ビデオ録画

アラーム入力( alarm input )
センサーが異常を検出した時に出力する信号を受信する入力です。

アラーム出力( alarm out )
アラーム信号を受信したビデオ機器がデジタルビデオ録画装置 (DVR) あるいは VTR に出力するアラーム信号です。

EP モード/ SP モード
EP モードは、 VHS ビデオで、長時間3倍速(録画時間が3倍)のことで、通常 SP モードの 2H に対して 3 倍、 6H 記録できるモー ドです。

ジョグ・シャトル( jog/shuttle )
録画映像の再生時、映像を正逆に任意で高速に検索する機能をシャトルリング、正逆にゆっくり1コマを含め検索できる機 能をジョグダイアルといいます。

デジタル圧縮方式( digital image compression method )
現在 CCTV カメラ映像のデジタル録画に関係する手法は、 JPEG, M-JPEG, MPEG-2, MPEG-4, WAVELET, JPEG-2000 等です。

VCR ( video cassette recorder )
国内ではビデオを VTR ( Video Tape Recorder )と略称しますが、国外では VCR と略称します。

プリアラーム( pre-alarm )
アラームあるいはモーション検出で異常を検出したとき、事件発生以前、例えば 10 秒前からの状況を録画・再生できる機能 です。

フリーズ( freeze )
動画映像画面を静止させる機能です。

リアルモード( real mode )
タイムラプスビデオの 3 倍速( EP )モードを用いて 24 時間記録モードで毎秒 20 コマ録画できるモードをいいます。リアルタイ ム (30F/ 秒 ) と混同しやすい表現です。

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